子供が生まれて以降、おさるのジョージやチャギントンなど子供向け番組をよく見るようになりました。そして機関車トーマスを見ていて、ロボットが人を支配する時代を予言してるような気がしてきたんです。(妄想記事です)
最近の機関車トーマスはCG
機関車トーマスを見てる人なんて限られてると思いますが、最近のトーマスはCGアニメーションです。
昔はほんもの(のミニチュア)を動かしてましたが、今は気持ち悪いリアルさを醸しだしてます。w
トーマスの初期の絵本を読んだことがあるんですが、基本的に皮肉の効いたシニカルな雰囲気があるんですよね。それは今も同じ。
うえの動画を見てもらえればわかると思うんですが、もうやりたい放題だし性格の悪いヤツがたくさん出てきます。
一時期話題になった通り中身がオッサンなら良いんですが、とにかく腐れ外道が多いんですよね。
出典:http://entermeus.com/103766/
【妄想】ロボット化社会の危険を感じる理由
以下は僕が勝手に妄想してるだけで、根拠もなんもないんですが、トーマスを見るにつけ感じる【ロボット化社会の悪い例】について書いてみます。
トーマスたちには運転手がいないっぽい
まず、ここは判然としないんですが、繰り返しみている限り、どうも運転手がいないっぽいんですよね。
車庫などで連結を解除したりする作業は人がしてますが、機関車自体は無人の様子。
燃料は石炭やディーゼルで、必要に応じて機関車自身が入れにいきます。
トーマスたちはどう考えても人工知能を搭載している
運転手がいないうえに、どう考えても人工知能を搭載してます。機関車同士で会話してますし、悪巧みをしたりします。さらに、それぞれに異なった性格を持ってるんですよね。これがもう不気味ですよ、よく考えたら。
時には幽霊までみますからね。もう感受性が豊か過ぎてコワイ。
序列的に人間の方が下に感じる
物語に出てくる人間は主に3種類ほど。
★すべての権限を持つトップハムハット狂。(狂ったMADなタコ社長)
↑これがトップハムハット卿。この人もなかなかクレイジーな側面を持ち合わせています。絵本ではトーマスに家を破壊されたりしますw
★鉄道員・作業員(トーマスたちのしもべ)
★外部の人々(農家のおじさんや金持ちの男爵、子どもたち)
で、この中でトーマスたちに命令出来るのは主にタコ社長(とその母ちゃん)。
それ以外の鉄道員などは見た感覚だともはや下僕(しもべ)。見れば見るほど【トーマスたちに使われてる】感が強くなり、動物園で言うところの飼育係っていう感じがしない。
よく暴走する機関車たち、よく死にかける作業員たち
人工知能を持ったロボットに支配されてる鉄道員・作業員たちなんですが、この人達はしょっちゅう命の危険にさらされます。
機関車とクレーン野郎(クランキー)が港で痴話ゲンカを始め、カンカンに怒ったあげく鉄骨や大量の小麦粉なんかをぶちまけます。当然港には荷物を運ぶ作業員たちがいますから、その人たちは『あぶない!!』という感じで死にかけます。
どうみても人間たちは機関車たちを管理しきれていません。
タコ社長の言うことすら聞かない機関車たち
作業員たちの立場が弱すぎて辛くなるんですが、だいたい毎回同じトラブル大会。
タコ社長の言うことを守らずトラブルを起こすか、性格の悪い機関車になじられてトーマスブチ切れからの列車の乱れが発生します。
『トーマス!君のおかげで鉄道に遅れと混乱が生じたじゃないか!』
的なことを毎度毎度言われます。
ようするに、ロボットのくせに最高責任者の言うことを守らないわけです。
レールが無かったらソドー島はむちゃくちゃになると思う
ここまでの流れ的に、いつトーマスたちが
『おいこら無能のタコ社長!いつもいつも偉そうにしやがって!石炭鼻に詰めて奥歯ガタガタいわしたろかワレ!!』
っと襲いかかってきてもおかしくない状況。
でもそれが発生しないのは、トーマスたちの“最低限のモラル”もさることながら、レールに乗ってるからだと思うんですよ。レールという制約・足かせのおかげでトーマスはタコ社長を轢殺も出来ないし、石炭をぶん投げることも出来ません。
(ちなみに、石炭をぶん投げるとすれば、鉄道員が代役です。トーマスたちに脅され、鉄道員たちが泣きながら、木に縛り付けられたタコ社長に石炭を投げつける絵が僕の頭には浮かんでます。)
レールの外にいるやつらは、わりとちゃんとしてる(相互監視システムにもなりそう)
このように、それぞれの状況を鑑みると、自由に動ける状態になると確実に危険ですよね。なんといってもトーマスたちは感情の起伏が激しいですから、いつプッツンいくかわかりません。(ベジータ様くらいキレやすい奴ら)
さて、でも僕はまだ絶望してません。一縷の望みがあるからです。
機関車トーマスの世界にはヘリコプター(ハロルド)や船(キャプテン)、バス(バーティー)などの人工知能搭載マシーンが居ます。消防車のベッキー、じゃなくてフリンっていうのも居ます。
じつはこの”レール外”のやつらは結構まともなやつら。フリンはナイーブで傷つきやすいメンヘラ野郎なのでちょっと怖いけど。
つまり、このレール外のナイスガイたちが、トーマスたちの暴走を監視することも出来るんじゃないかと期待しています。
また、機関車たちの中で唯一まともと言ってもいい、エドワードという出来杉君がいます。こいつに外のやつらを監視させることで、相互監視システムを構築するのがいいんじゃないでしょうか。
まとめ:チャッピーっていう映画がオススメ
はたしてこんなクソ妄想話を最後まで読んでくれる人がいるのかわかりませんが、いかがだったでしょうか?
機械が感情をもち、高度な人工知能を身につけ、なかにはメンヘラ野郎までいるロボット社会。
一歩間違えるとロボットたちに支配されるあやうい世界。
もしそういう世界観に興味があれば、
チャッピーがオススメです。
この映画は人工知能を持った警察ロボットが故障し、実験台的に完全なAI(人間と全く同じ、成長する知能)をインストールされるんです。
成長スピードはめちゃくちゃ早いんですが、最初は赤ちゃんの状態から徐々に言葉を覚えていくんです。(見た目はずっと大人サイズ)
そんなロボが、とある経緯でギャングに育てられるという。そこで『チャッピー』と名付けられます。
これ以上かくとネタバレしてしまうのでこのくらいにしときますが、人間で言う小学生か中学生くらいの知能状態になったチャッピーが、殴る蹴るの暴行を受けるシーンはいじめを見ているようでマジで泣きそうになりました。
おまけ
チャッピーにギャング役で登場する人たち、ラッパーなんですよ。本人役で出てるDie Antwoordって人たち。レディガガのオファを『ガガはダサいから共演したくない』と断るという強気な方々。
パフォーマンスが最高すぎます。
特にラストの背面ダイブは凄すぎる。めっちゃ遠くまで飛んでるし。