iMacに入ってるGarageBand(ガレージバンド)を、iRig2という道具を使ってレコードプレーヤーと繋ぎ音を抽出(サンプリング)し、HIPHOPなリミックス曲を作るという遊びをしてみた。
▼音量注意!
GarageBandも作曲も素人なので、感覚だけで作ったからアレだけど、Instagramにアップしたら意外と外人さんにウケたらしく、コメントやいいね!をたくさん頂いた。そこで今回はその作り方をご紹介。
ちなみに、ギュゥゥゥンっていう鳴りと、ワヮアンンン ワァ〜〜〜〜ンっていう気持ち悪いループのサンプリングネタはぴんから兄弟っていう人たちの演歌のカラオケレコード(を歪ませた)。そしてラップはラフライダースのアカペラ。ドラム音はGarageBandのオート機能ドラマーを使用。
※文量が多くなるので、今回は機材編。次回はGarageBandへの取り込みや加工など。
iMacのGarageBandとレコードプレーヤー(ミキサー)を繋いで音を抽出・サンプリングする方法【iRig2を活用】
今回紹介する方法は僕が独自に考えた、手元の機材でどうにかしようっていう貧乏くさいDIYな発想の使い方。なので専門家の人からすると『何やってんのお前??』って感じかもしれない…。けどまあ、さっきのInstagramのとおり、一応はいいね!を貰える程度には作曲できてるし、素人の僕が2時間くらいで作れたから紹介してみます。
▼作曲編はこちら
GarageBandでHIPHOPなサンプリングミュージック作曲に使った機材
僕はHIPHOPが大好きなのでサンプリングという手法は馴染み深い。けど知らない人のためにカンタンに説明しておくと、
【既存の楽曲(レコードを使うことが多い)からドラム音やリフ、声などの一部を抜き取り、それらを重ねたり、さらに別の音を付け足すことで作曲する手法】
って感じ。興味ある人はググって下さい
まあそんなわけで、今回はレコードから音を抜き取り、加工したりして作った。主な機材は以下のとおり。
汚い写真で申し訳ないが、こんな感じ。基本的に昔買った安物ばかり。オーディオにこだわる人は好まない感じだろうなぁ。
左(CD用ターンテーブル)
- 出版社/メーカー: Denon
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▲いわゆるCDJってやつで、CDを入れるとスクラッチしたりできる。(USBにMP3を入れればMP3もスクラッチしたりいろいろ出来る)
真ん中(ミキサー)
- 出版社/メーカー: Denon DJ (デノンDJ)
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▲必要最低限の入門機って感じのミキサー。クロスフェーダーのクロス具合や左右を切り替え出来るから、HIPHOPらしいキレのいいスクラッチから、ミックスCDみたいなまったり切り替わる操作も可能。
右(アナログレコード用ターンテーブル)
STANTON USB端子搭載 ターンテーブル T.92 USB
- 出版社/メーカー: Stanton
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▲通常のレコードプレーヤーだとトルクの問題やらなんやらでスクラッチが出来ないけど、これはそういうのも出来るエントリーモデル。USB端子があるからこれ単体でもPCへの取り込みが出来る。だから、レコードのサンプリングだけしたい人にもオススメ。(Technics SL-1200とかVestaxの方が有名だけど、値段が手頃だったのとロゴがカワイイからこれにしたw)
接続ケーブル
エレコム オーディオケーブル 3.5Фステレオミニプラグ – ピンプラグ×2(音声L:R) 1m [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)] DH-MWR10/E
- 出版社/メーカー: エレコム
- 発売日: 2013/02/07
- メディア: エレクトロニクス
- クリック: 1回
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▲それぞれのターンテーブルとミキサーは付属の端子で接続。そして、そのミキサーから出す部分をこれにした。
その他の機材
- 出版社/メーカー: NEU
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モバイル・インターフェース iRig2
IK Multimedia iRig 2 ギター/ベース用モバイル・インターフェース【国内正規品】
- 出版社/メーカー: IK Multimedia(アイケーマルチメディ)
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これ、商品名のとこにもある通り、本来はギターやベースをiPhoneやMacに接続し、録音したりするためのインターフェイス。僕はベースをやってるから半年前に購入してた。それでふと
『これ、もしかしてギターとかベースのコード挿すところにミキサーのコード挿したらPCに取り込めるかも?』
という、いかにもいい加減な思いが頭をよぎる。そして思ったらやらずにはいれない性分。
でもiRigに挿せるのは標準サイズのプラグ。そこで変換用のアダプタを買ってみた。
▼こういうヤツ
- 出版社/メーカー: オーディオテクニカ
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 1人 クリック: 2回
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ミキサーからの端子とiRig2をつなぐ
言葉で説明してもわからないと思うので、GIF動画にしてみた。
そして完成の図がこちら
このiRigを使うと、イヤホンジャックに挿すことで音の入力が出来るようになるってわけです。(普通イヤホンジャックからは音が出力される)
GarageBandとiRigを組み合わせればギターやベースの録音もかなりカンタンに出来るから、ギタリストやベーシストはひとつ持っといて損はないですよ。GarageBandのエフェクター類も素晴らしいし。ギターとかベースやってる人なら、いきなりオーディオインターフェース買うよりこれとGarageBandである程度いろいろ出来る。
▼iRig2からアンプへの出力が可能になったからライブでも使えまっせ!!
IK Multimedia iRig 2 ギター/ベース用モバイル・インターフェース【国内正規品】
- 出版社/メーカー: IK Multimedia(アイケーマルチメディ)
- メディア: エレクトロニクス
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レコードから音を取り込み、GarageBandで加工・作曲する方法は次回!
1記事で収めようと思ったけど、あまりに長くなるので2回にわけることに。
今回は機材編ということで、僕が使ってる機材の紹介。プロを目指すわけでもないし、遊びでちょこちょこやれればイイっていう割り切りの元、プロや本格派と比べると相当にチープなセッティング。だけどiMacを中心にテクノロジーの進化のお陰で本当に気軽に、相当カンタンにそれっぽいのが作れるから楽しい。
ドラムに関してもGarageBandのドラマー機能を使うと自動的にカッコいいドラムを叩いてくれる。(このあたりも次回)
僕は30歳を過ぎてからベースを始めたから、ゆくゆくはこういうリミックスとともに自分のベースも重ねて録音したいな〜と計画中。