生牡蠣からノロウイルスが検出されたってニュースを見かけた。
『生牡蠣を食べてえげつない食あたりになり、それいらい牡蠣食べれないんだよね…』
なんて話はこの時期になると1人2人から聞く。幸い僕は生牡蠣での食中毒経験はない。というか生牡蠣が嫌い。笑
生は嫌いなんだけど、カキフライは超好きなんですよ。なので、カキフライは食べても大丈夫なのかちょっと調べてみることに。
<ノロ猛威>人で流行し海へ カキに蓄積か、というニュース
宮城県内の海域で生食用カキからノロウイルスが検出され、県漁協が出荷を休止した問題で、県内で流行している人のノロウイルスが影響したとみられることが21日、分かった。
こんなニュースがあった。今年は特にノロウイルスがヤバいって話題だけど、ついに牡蠣の出荷停止まで発生してるそうだ。しかも原因はノロウイルスに感染した人の排泄物や吐しゃ物が海に流れ、そのウイルスが牡蠣に蓄積っていう、無限ループじゃねーかよ!って感じのマッチポンプ式。
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嫁さんがノロウイルスに感染し、長男は車の中で…
実は先日、うちの嫁さんがノロウイルスに感染。生モノとかは食べてなかったそうで、空気感染らしく3日くらい寝込んでた。5歳になる長男にも移ってしまい、吐いた。しかも車の中で…悲惨すぎる。(ノロパンチという除菌スプレーとかを駆使し、かなりキレイに清掃)
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病院で診察を受けた結果、幸い長男に入り込んだ菌の量がすくなかったようで、半日程度でほぼ回復し、僕や次男には移らずに済んだ。
生牡蠣は食中毒リスクがヤバいって知ってるけど、カキフライはどうなん??
冒頭にも書いたとおり、僕は生牡蠣が大嫌い。21歳頃、バイト先の忘年会でオーナーが
『はなちゃん、生牡蠣めっちゃウマイから食べてみ!』
と言われ、はじめて実食。向かい側には同僚の友達が座ってその様子を見てた。
後日聞くと
『はなやくん、一瞬で涙目になってたでw』
と言われるくらい、牡蠣を一口噛んだ瞬間
『あ、やばい、これ無理だ、触感もニオイも気持ち悪すぎる、吐きそう…』
と涙目になり、オーナーに背を向け手元にあった紙ナフキンの中に吐き出し、ビールを一気に飲み干した。それ以来まったく食べたいと思わない。
生は食べたことなかったけど、なぜか小学生の頃からやたらカキフライにハマり、冬になるとカキフライをよく食べてきた。今年の11月は週1ペースで食ってた。スーパーで買ったり出先で食べたり。
牡蠣の中心温度が85度以上の状態で1分以上加熱すれば、ノロウイルスは死滅
それで気になって調べたんですよ。ネットで。(つまりコタツ記事っす)
で、大抵がどこでも
一般的に、牡蠣の中心温度が85度以上の状態で1分以上加熱すれば、ノロウイルスは死滅するといわれております。ということは、高温で揚げるカキフライを食べても、ノロウイルスに感染する可能性は限りなく低いのです。
こんな論調で、しっかり加熱すれば大丈夫さぁ〜、ってな具合。とはいえ、一箇所の情報だけを鵜呑みにするのもアレなんで、いくつかサイトを見て回ることに。
ノロウィルスをは熱に弱いです。
ノロウィルスは85~90度で90秒以上の加熱で増殖しない状態になります。
牡蠣フライを作ったときの油の温度はどうだったでしょうか。適温(180℃位)で揚げた場合、衣がこんがりしてくるのに2分ほどかかりますので、まず心配ないと思います。
ほうほう。熱に弱いのか。
ノロウイルスを失活化させるには、加熱すればいいのですが、ノロウイルスは、熱に強いので、注意が必要です。しかも、実際に何度の温度でどれぐらいの時間加熱させればよいのか、あまりはっきりとは分かっていません。ノロウイルスは培養できないため、実験のしようがないからです。
え?熱に強いの?!しかもノロ自体は培養できないから実験できないって。この記事によると、加熱実験は類似ウイルスでしてる結果にすぎず、別物であるため絶対とはいえない、とのこと。
ノロウイルスは、食品中では増殖しませんが10~100個/mLの摂取で発症し、カキの鮮度とは関係ありません。
(中略)
◎ノロウイルスは熱に弱く、85℃以上(中心温度)で1分以上加熱すれば死んでしまいます。
サイトがめちゃくちゃ古臭くて懐かしい感じのオーセンティックな作りですが、和歌山県環境生活部県民局食品・生活衛生課が運営してるってことで、信憑性がありそうかな〜ってことでピックアップ。
古くなるとノロウイルスが増えるのかと思ったら、そうじゃないらしい。この他にもサイトを見て回ったけど、ほぼ同じ内容。
結論:よく火を通せば大丈夫!でも火が通ってなかったらヤバいよ!って話
加熱時間と温度に関してはやっぱり基本は
85℃以上(中心温度)で1分以上加熱
とのことで、火をしっかり通して食べようねっていう、あまりにも想像通りの結論。まあでもそれが真実なので仕方ない。
ただ、ここが難しいところだけど、牡蠣は中心部に火が通りにくいため、表面の菌は死んでても真ん中の方は死んでない可能性がある。だから火をしっかり通すことを心がけないといけない。
忘年会・新年会シーズン、カキフライを食べるシーンも増えると思うけど、お店が忙しさのあまり不十分な状態で提供したりしないことを祈りたいですねぇ。
あと空気感染のチカラも強いんで、手洗いやうがいもしっかりしましょう!(すごく真面目な終わり方だ)
ここだけの話、カキフライの危険性について結構サイトを見て回ったけど、いくつか『あれ、さっきのサイトと文章の一部が丸々同じやん!ちょっと語尾違うけど。』っていう、まとめサイトみたいなのがあった。
なんと!キュレーションサイトのパクリライト問題、カキフライの領域にまで…。