とかく悪く捉えられがちなのが『めんどくさい』という感情。何かするにも面倒だなぁと思ってしまい、腰が重くなるのは確かにもったいない。でも、ダイエットに関して言えば、その『めんどくさい』をうまくてなづけることで成果が出やすいんじゃないか?と思った話。
面倒だなぁ、なんにもしたくないなぁ、なんていう『めんどくさい』という感情。この感情をうまく手懐けるとダイエットが成功しやすいように思う体験をしてる。名付けて『食べるのめんどくせ〜ダイエット』
なんと、3ヶ月で8キロも体重が減ったんですよね。
- 発想をずらしダイエットに『めんどくさい』という感情をうまく活用してみた
- ダイエットの成果を先にご報告
- デブコンプレックスがある上にめちゃくちゃ酒飲みだった
- 昔は3歩進んで2歩下がるダイエットだった
- めんどくさい!をうまく活かすことで引き算のダイエットが出来るようになった
- めんどくさいをてなづけるコツは声に出すことと、たまには食べること
- 結論:いろいろとサプリを足したり運動を足すより、「めんどくさい」をうまく使い欲求を引き算するといい感じ
- おまけ:酒飲み感情線
発想をずらしダイエットに『めんどくさい』という感情をうまく活用してみた
『めんどくさい』って感情はとかく悪く捉えられがちだけど、ことダイエットに関してはそうでもない。うまくこの感情をてなずけられると
「食べるのめんどくせー。お店行くのめんどくせー。」
みたいになる。とはいえ何も食べないのも体に悪いし野菜炒めとかサッと作って焼肉のタレかけて食べたり。— 花屋ツトム@はてなブログ (@hanaya111) 2017年6月7日
こんなつぶやきをしたら、dacsさん(id:dacs)という方から
良い発想のずらし方。こういうの大好き。これ自体で一本共感系のエントリいけると思うのよね https://t.co/g9O9sl7ZHf
— dacs (@daccot) 2017年6月7日
こんな言葉をもらった。ありがとうございます!
そこで、面倒くさいという感情をダイエットに活かした話を書いてみることに。
ダイエットの成果を先にご報告
3月から酒をきっぱりやめ、週に1回程度ジムに行くようになった。ジム通いと言っても、僕は座り仕事で腰痛になりやすいから、体幹の筋力アップがメイン。ハードなことは全然してない。その他の運動も特になし。
それでもこの3ヶ月で約70kg→62kgまで体重が落ちた。これは僕のダイエット史上もっともカンタンにすぐ落ちた。本当に驚き!
デブコンプレックスがある上にめちゃくちゃ酒飲みだった
僕は子供の頃、クラス1のデブでいじめられたりしてたから、太ることにコンプレックスがある。太ったことがない人や気にしない人にはわからないくらい、結構コンプレックスが強い。
一時期はこのブログでも体重公開したりもいてた。
そしてこの5年ほど、かなりたくさん酒を飲むようになってしまい、ここ2年は文字通り1日も休まず飲んだりしてた。でも3月できっぱりやめた。
昔は3歩進んで2歩下がるダイエットだった
最近のダイエットを振り返れば、1年以上ほぼ毎日5キロランニングし、ハーフマラソンに出場してた頃ですら、ココまですんなりは落ちなかった。
▼こんな本も読んでたなぁ
なぜかと言えば、当時は酒をめちゃくちゃ飲み、色々食べ、ダイエットサプリも飲んだりしてた。そしてランニングやら運動。
ひたすら足し算のダイエットだったように思う。たくさんカロリー摂取し、たくさん消費し帳尻合わせしようとしてる様はまるで燃費の悪いアメ車。
めんどくさい!をうまく活かすことで引き算のダイエットが出来るようになった
まだ酒やめて3ヶ月程度だから偉そうに言う気もないけど、今回のダイエットは引き算のダイエットだなぁと思うわけですよ。
お酒をやめたことで摂取カロリーも減ったし、酔った勢いでフーゾ…ラーメン!みたいなこともなくなった。そして何より、お酒をやめたことで自制心を取り戻した。(どんだけ失ってたんだw)
いろんな欲求が減退した
冷静さを取り戻した僕は、いろいろな欲が薄れていくのをすごく感じた。物欲、食欲、果ては性欲まで減退気味。お酒っていろんな欲求(感情)をガーッ!とあげて、ザーッ!と下げるイメージなんだけど、飲まなくなると怒ったりイラつくこともかなり減り、感情の揺れが小さい。
感情の上下が減ったからか、めんどくさいな〜って感情が増えた。(せわしなく動いてたサルがナマケモノにでも生まれ変わったのかって感じ)
そこで、この感情を活かしてみることにした。
めんどくさいをてなづけるコツは声に出すことと、たまには食べること
たとえばこんな感じ。
(1)夜の8時過ぎにお腹が空いた
→「もう寝るだけやし、食べるの面倒くさいな。もういいや。」
という感じで、食べたい欲求に対して声に出してお前めんどくさいから来んなや、と言ってみる。
でもそんなことばっかりうまくいくわけはない。だからたまには食べる。でも一工夫。
(2)コンビニに立ち寄ったら甘いお菓子が食べたくなった
→「チョコ食べたいけど、太ったら減らすの面倒。糖質オフのチョコでいいや」(←大きい声で言うとヤバいから小声か心の声で)
(3)カレーライスが食べたくなった
→「よし、今日は昼ごはんにカレー食べよ!ご飯は少なめにしとこ。」
そして夜はサラダや豆腐、野菜炒めなどでお腹をみたし、もっと食べたくなったら(1)に戻る。
結論:いろいろとサプリを足したり運動を足すより、「めんどくさい」をうまく使い欲求を引き算するといい感じ
散々ダイエットに失敗してリバウンドしたりもしてる身なので、断定的な言い方はできない。けど、今回は今までと違い、引き算でダイエット出来てるのが大きな違い。
ダイエットってのはゴールがない。
目標体重に到達したからと言って気を抜くとすぐ増える。もともと太ってた人は特に戻りやすい。だから、重要なのはキープすること。保つことが大切。
で、キープするためには足し算のダイエットじゃキツイ。
長い目でみて、これから一生サプリを買い続けたり、ランニングをし続けたり、それは難しい。やめたら太るし…。それよりも食べたい欲求を減らすことが大切なんじゃないかなぁと。
もちろん、それが難しいことも重々承知してる。なんせ太ることを人の2倍3倍気にしながら何十年も過ごしてるから。
でも、今回のめんどくさいという感情をうまく活用することで、不思議と太ることに対するコンプレックスや恐怖心みたいなものが小さくなってきた。なんというか、
「俺、自分の感情をうまくコントロールして痩せれるやん!」
と自信を持てた。これは痩せたことなんかよりもずっと大きな収穫。
おまけ:酒飲み感情線
お酒っていろんな欲求(感情)をガーッ!とあげて、ザーッ!と下げるってさっき書いたけど、図に表すとこんな感じ。
これ、僕が知る限り酒に取り憑かれたタイプ(以前の僕)に多い。僕は喧嘩っぽくなったりはしないけど、テンションが下がる場面があった。
で、この図で何が問題かって言うと、酒を飲むと感情や欲求が必要以上に高まること。酒のチカラによって上がる、まさにドーピングですよ、ドーピング。ドーピングで無理やり感情を高ぶらせるせいで、その反動が起こる。その結果、酒が抜けた日中はテンションが低く、ネガティブな感情が多くを占めるようになる。(酒飲みに怒りっぽい人が多いのはこのせいだと思う)
これが行き過ぎると被害妄想がすごくなるだろうし、感情を上げる(いい状態に保つ)ために朝から酒を飲むようになるんだろうと思う。僕はそこまでは行ってなかったけど、そうなってもおかしくはない飲み方だったなと自省してる。
で、これって何かって言うとまさに麻薬じゃないかって思う。お酒=麻薬って言うつもりはないけど、麻薬と同じように依存性があり、最初は高揚感のために摂取してたものが、いつの間にか通常状態を保つための摂取に変わるっていう。
そしてどんどん量が増えていき……