お金さえあれば悩みは無くなりハッピーなのか？

お金さえあれば幸せなのか？持つものは持つもので不幸なのか？そんなことを書いてたら変な話になってしまった…

お金が欲しい、お金が欲しい。金持ちになりたい。お金さえあればハッピーだ。

そんな風に願う人は多いだろう。僕だって同じだ。毎日《一生お金に困らないたった一つの成功法則 15選》なんて本やブログを読んでるほどだ。

金さえあれば悩みは無くなりハッピー！？

なぜ皆そんなに金が欲しいのか？

答えは簡単だ。今抱えている悩みや不満、不安をすべてお金で解決できると思っているから。

1. 働きたくない
2. お金で悩みたくない
3. 借金を返したい
4. もっといい家に住みたい
5. いい車に乗りたい
6. ファーストクラスにのりたい
7. 世界中を好きなだけ旅したい
8. 愛人を各地に作り少子化対策に貢献したい

だいたいのお金の悩みはこの8つに集約されるそうだ。

つまり、金さえあれば現状の全てを打破しハッピーになれる、ということ。しかしそうなのだろうか？

金の亡者はトニー・モンタナの如し

数多の成功本を読んだ中で目につくのは

「お金なんてあくまで信用をあらわす物差しでしかない。自分や周りがハッピーになることをやれば、結果としてお金がついてくる」

みたいなこと。

お金があればハッピーではなく、ハッピーを生み出せばお金持ちになる。順番が逆らしい。さらに

「お金に絶対的な価値と執着心を持つと、いくらお金持ちになっても新たな悩みや不安があらわれ、不幸になる」

なんて話もある。

僕は金持ちになったことがないからわからないけど、金の亡者になると最後はスカーフェイスのトニーモンタナみたいに蜂の巣になるんだろうと思ってる。

持つ者と持たざる者、どちらにも悩みはつきない

何かを手にいれさえすれば自分は幸せになる、そう考えること自体が間違いなのかもしれない。そうやって”何か”に執着するとあらたな不幸を生むのだろう。

持つ者持たざる者、どちらにも悩みがある、ということか…。

そういえば僕にもその気持ちがわかることがある。髭だ。

髭が欲しかった20代

20代前半、僕はちょいワイルドでオシャレな髭を生やしてみたかった。わかりやすく言えばショーンKみたいな髭だ。

しかし残念ながら、20代の僕の髭は貧弱で薄かった。なぜか口の端っこにしか髭が生えず、ラーメンマンみたいだった。だから伸ばせずにいた。

そんな僕は髭生え薬ことミクロゲンパスタを塗ったこともある。

でも結局生えなかった。

髭が欲しい、髭が欲しい。髭持ちになりたい。髭さえあればハッピーだ。

そう願えど叶わずに時は過ぎた。

髭が手に入った30代…だけど…

髭が欲しいと願いつつ、諦めた24歳の誕生日。

あの日から6年ほど経過した30歳の誕生日、朝目覚めると髭が生えていた。

なんということでしょう。

いや、本当は28歳ごろからだんだん髭が濃くなり、33歳を過ぎた今ではいい具合にあご髭が伸びてる。あごは良いんだけど、問題は（鼻の下の）口ヒゲだ。もともとラーメンマンみたいな生え方だったけど、今ではバランスよく生えてくれてる。

ただ、ここの髭はモーレツに似合わない。おそろしく似合わない。

母親に顔が似てる僕が口ヒゲを生やすと、母親が口ヒゲを生やしたような感じになる。つまり絶望的に似合わない。（実際、嫁が撮影した自分の写真をみて絶望した）

あんなに欲しかったのに、手に入ったら新たな悩みが発生する

口ヒゲに関しては2日に1回くらい剃ってるけど、しょうじき面倒で仕方ない。今も中途半端に伸びてて汚らしい。月曜日から剃り忘れてるからだ。（これを書いてる今は木曜日の朝）

お金が欲しい、お金が欲しい。金持ちになりたい。お金さえあればハッピーだ。

果たして本当にそうなんだろうか。目先のお金に執着するあまり、日々の幸せを取りこぼしたり、家族や友達との時間をないがしろにしているかもしれない。

お金では買えない幸せってのはもしかすると、欲しいと願いながら試行錯誤したり回り道をする、その道中にこそあるのかもしれない。

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