【お墨付き合憲】NHK受信料テレビ設置時期まで遡って支払い義務発生

【お墨付き合憲】NHK受信料テレビ設置時期まで遡って支払い義務発生

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NHK受信料については長らくいろんな議論がされてますが、今回ひとつの転換点になりそうな裁判の判決がくだされました。なんと、

NHK受信料の支払い義務は法律で定められた強制であり、テレビ設置時点まで遡って請求する

という判決。さらに、支払いの時効に関しても実質無効化されるなんて話も…。

NHK側から見れば受信料徴収に対して合憲という司法のお墨付きを得たと言えます。

NHK受信料、テレビ設置時に遡って支払い義務

NHKが受信契約の締結を拒んだ人に、受信料の支払いを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は6日、テレビを持つ人にNHKとの受信契約を強制した放送法64条1項を「合憲」とする初判断を示した。

また、NHKが契約を拒む人を相手取って裁判を起こし、勝訴が確定すれば、テレビ設置時まで遡って支払い義務が生じるとした。

判決は、全国で約900万世帯(今年3月末現在)あるとされる未契約者からの受信料徴収に、大きな影響を与えることになる。

出典:NHK受信料、テレビ設置時に遡って支払い義務 | 読売新聞 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 NHKが裁判を起こせば、基本的にだれでもテレビ設置時期まで遡って支払いを命じられる、というのはなかなかのストロングスタイルですね…

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NHK受信料の【徴収の時効】も実質無効

NHK受信料には、未払い受信料を徴収できなくなる時効は5年というのがあるそうなんですが、これも実質無効化。

未払い受信料を徴収できなくなる時効(5年)について、過去に遡って適用されることはないとの考え方を示した。これにより、理論上は、NHKはテレビを設置してから数十年間未契約だった人に対しても、裁判を起こして勝訴すれば、全期間の受信料を徴収できることになる。

出典:同上

まとめ:NHKはシステマを体得した

徴収くるNHKの集金係は怖い人も入れば変な人もいますが、これまではなんだかんだで避けてきた人も多いと思います。(ちなみに僕はずっと昔から受信料払ってます、よくみるので)

NHK集金人の光と影―1/6の自分史

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しかし、今回の判決でNHK側はどんな罵声を浴びせられても、どんなに時効を訴えられても無効化できる強烈な後ろ盾を得たようです。

つまり、すべての痛みを無効化するシステマを体得したと言えます。(言えません)

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