発する言葉って自分自身の【人としての質】みたいなものにすごく影響があるんだろうな、と子育てを通して感じることが多い。そんな中で最近すごく感じるやめたい口癖は『難しい』という言葉。難しい、無理って言ってると何も出来ない。
子育てをはじめて5年が過ぎた。
僕はフリーランス(自営業のウェブ屋)ってことで時間の融通も効きやすく、子供との接触時間も長い方かなぁと思うけど、子育てからは学ぶことが多い。子育ては親育てってその通り。
そんな子育ての中で気になった子供の口癖。それはすぐに「難しい」と言うこと。振り返ればこの口癖は僕から子供に移ったものだ。
- 子は親の鏡、とはよく言ったもので…
- 難しい、は心のブロック(言い訳)になりうる言葉
- 出来ると思っても出来ないことはあるけど、出来ないと思ってることはもっと出来ない
- 口癖を変えると行動も変わってくる
- 進化した長男の今
子は親の鏡、とはよく言ったもので…
長男は年長さんで、今年の誕生日で6歳になる。
3歳後半くらいから急速に人化(ひと化)が進み、どんどん普通に会話が出来るようになった。特にここ半年くらいは急速な成長で、いろんなことが理解出来るし、テレビのリモコンだってバッチリ操作できる。(なんならiPhoneも操作する)
そして、あー言えばこー言う、というのも増えてきた。
恥じらいが生まれたからか、(周りから笑われると思い)失敗を恐れたりもする。
そんな長男と会話してて気になってたのがすぐに
「これ難しい。出来ない」
と、全くやったことが無いことでもすぐ言うことだった。(むしろやったことないことに対してそう言う)
たとえば補助輪付きの自転車に乗ろうって時でも「難しい、無理」という。
出来るやろ!!!っとやきもきしてる時にハッとした。
僕がすぐに
「これは難しいなぁ」
「難しいそう」
と、自分自身の行動の前に言っていたから。
子供の行動までブロックしてた…
さらには
「これは難しいからまだ出来ないよ」
と、子供が何かしようとしたときに勝手にブロックしてた。そりゃ子供もすぐに「難しい」って言いますよねぇ…。反省。
難しい、は心のブロック(言い訳)になりうる言葉
難しいか難しくないかを考えるとき、客観的な難易度ってもんがある。僕はストツーのハードモードでブランカに勝ったことがない。(見栄を張ってしまいました、本当がハードモードだと誰にも勝てません。ソニックブームもタメ具合がわからず2回に1回くらいしか発射出来ません)
「難しいからこそやりがいがあるぜ!!!」
と燃える人もいると思う。
でも、子供と接して感じた感覚と、自分自身の「難しい」のニュアンスを振り返ると、明らかに心のブロックになってた。
「これ難しいなぁ(だからどうせ出来ないだろうな。出来なくても俺悪くないよね、難しいんだから)」
という具合。
出来ると思っても出来ないことはあるけど、出来ないと思ってることはもっと出来ない
別に何か統計的なデータがあるわけじゃないけど、僕の中で
「出来ない、って決めつけてることはたいてい出来ない」
という感覚がある。精神論だとかどう言われてもいいんだけど、僕はそう感じてる。
ホームランを打とうと強く念じても打てない時はもちろんある。でも、最初っから
「ホームランなんて難しいから俺には無理」
と、諦めてると打てるもんも打てない。そんな感じ。
※なんでもかんでも「願えば叶う!」みたいなポジティブ教では全くありません
振り返れば仕事でも「難しい」という前提を自分の中で作ってしまい、複雑に考えすぎて前に進まないようなことが多々あった。
口癖を変えると行動も変わってくる
「難しい」という口癖を止めようと思ったのは今から4ヶ月くらい前。(この記事も4ヶ月前に書こうとして、でも実験期間が欲しくて寝かせてた)
この4ヶ月、僕自身は出来る限り「難しい」というのをやめることにした。言いそうになるとぐっとこらえてた。
仕事や遊びで新たな試みをおこなうとき、難しいと思う気持ちを抑えチャレンジしてみたら、あっさり出来たりもした。
前にも書いたけど、言葉って影響力でかい
長男の行動力にも変化が…
そして長男にも
「難しい難しいって言うと、本当に難しくなる。お父さんも言わないように気をつけるから、難しがらずになんでもやってみよう」
と、2人で結託し、”難しい”排除運動を実施。すると長男も徐々に言わなくなり、まずチャレンジしてみるようになってきた。
口癖を変えると行動も変わる。これは大なり小なり事実だろうし、変な啓発セミナーなんぞに行くよりも手軽よね。(そんなセミナーなんて行ったことないけど)
▼「俺、寝てないんだよ」「ここだけの話だけど」「これ、家でも作れる」
進化した長男の今
そして最近では弟(3歳)が「出来ない〜」とひっくり返って泣き叫ぶと
「出来ない出来ないって言ってたら、なんもでけへんで!!!お兄ちゃんが一緒にやったるから!」
っと、なんかカッコいいこと言っててコーヒー吹いた。