吉本興業の芸人ガリガリガリクソンが飲酒運転の容疑で逮捕された。情報によれば「ほぼロックのようなハイボールを40杯は飲んでた」とのこと。マジでクソでしかないけど、断酒3ヶ月目の僕的に思うことやハインリッヒの法則について書いてみる。
ガリガリガリクソンが飲酒運転で逮捕されたってのはTwitterで知った。動画も上がってて、見ると大阪宗右衛門町の近辺。見ただけで場所がわかった。
飲酒運転なんて本当にクソでしかないと考えてるけど、僕自身もかなり酒を飲んでた立場として思うことがある。
- ガリガリガリクソン容疑者を逮捕 酒気帯び「記憶ない」
- 記憶が無くなるほど飲んだことがある人はゾッとするはず
- ハインリッヒの法則:重大な事故の下には29の軽微な事故、300の小さなミスやトラブルがある
- 記憶を無くすような飲み方をしてしまう人は「適度に飲む」節酒なんて無理な理由
- 「酒は麻薬、一切飲まない!」と決めるしかない
- 結論:記憶を無くすほど飲むってのは、かなりヤバい飲み方だと自覚するべき
ガリガリガリクソン容疑者を逮捕 酒気帯び「記憶ない」
まずはガリガリガリクソンが逮捕されたニュースをざっくりと。
大阪府警は12日、お笑い芸人のガリガリガリクソン(本名・坂本祐介)容疑者(31)=大阪市北区同心1丁目=を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕し、発表した。「酒を結構飲んでいて、運転した記憶がない」と容疑を否認しているという。
(略)
直前の防犯カメラの映像には、運転する坂本容疑者が映っていたという。
本人に記憶がないとはいえ、防犯カメラにも映ってて逮捕となったそうだ。関西の深夜番組、ごきげんブランニュを見てる時期があり、ガリクソンのクズっぷりは芸風としてそれなりに面白かった。でも、飲酒運転はマジでクソでしかないからただただ呆れてる。
人身事故を起こしてないことだけがせめてもの救い。
記憶が無くなるほど飲んだことがある人はゾッとするはず
僕は2017年3月に酒をやめた。
15年は酒を飲んでたし、ここ2年は文字通り毎日欠かさず飲んでたけど、やめると決めた日以来、ノンアルコール飲料すら飲んでない。メンタル面と思考面から入ったからか、一回も飲みたいと思うこともなく続いてる。
やめた理由にはいくつかあるけど、実はその中のひとつに
『記憶が無くなるほど飲んでしまう自分への恐怖』
があった。
酒を適度に飲める人や、飲まない人からすると「記憶無くすほど飲むとか異常だろ!」って思うはず。でも、酒をアホみたいに飲む人たちにすると結構アルアルだったりする。(酒飲みの周りには酒飲みが集まる)
僕自身もその1人だった。だから今回のニュース、呆れると共にゾッとした。
ハインリッヒの法則:重大な事故の下には29の軽微な事故、300の小さなミスやトラブルがある
僕の場合、記憶を飛ばすと言っても毎回ではないし、大きな失態もなかった。ただ、小さな失態はあった。メガネを無くしたり、余計なことを言って空気を悪くしたり。会話の内容を覚えてないなんてこともあった。
「こんな飲み方を続けてたらいつか大きなトラブルになるんじゃないか…。早いうちに痴呆症になるんじゃないか…」
そんな恐怖感があった。
ハインリッヒの法則、というのをご存知だろうか。
一件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)があるとされる。
これは労働災害に関する統計学的な法則なんだが、僕は日々の出来事や仕事など万事に当てはまるとおもってる。それもあって僕自身、今のうちに酒をやめようと決心した。
ガリクソンの酒エピソードが次々でてきてるけど、やはり小さなトラブルやミスといえるようなことが多々あるように思う。
記憶を無くすような飲み方をしてしまう人は「適度に飲む」節酒なんて無理な理由
僕の周りにも
「あれ、昨日ってあのあとどこの店行ったっけ?」
なんて人が何人かいる。僕自身の経験もふまえて言うと、そういう飲み方をしてしまう人っていうのは適度に飲む、いわゆる節酒なんて無理だ。まず無理。
なんで記憶無くなるほどアホみたいに飲む人が「適度に飲む」のが無理なのか。それは、酒を飲めば飲むほど更に飲みたくなるから。
お酒ってはリラックス効果があるとかどうとか色々言い回しはあるけど、ようは判断力が鈍くなる。誘惑にも弱くなる。そうなると、シラフの時は
「今日は2杯だけで終わりにしよう」
なんて感じで意志をしっかり持っていても、かなり高確率で3杯目を飲んでしまう。これは意志が弱いとかどうとかではなく、お酒が原因。
ガリクソンのようにアホみたいに大量に飲むのが習慣化してると、余計に「あと一杯だけ」が延々と続く。結果、適度に飲むなんて不可能な状態になる。
「酒は麻薬、一切飲まない!」と決めるしかない
ガリクソンや昔の僕みたいに、大量に飲んで記憶をしょっちゅう無くすようなタイプは、お酒は麻薬だと考え、一切飲まない。それしか無いだろう。
やめるにあたり、メンタル面や思考面からアプローチするのはすごくいい。
▼こういう本を読んで脳みそからアプローチ
ただ、いくら知識をつけたりしても結局は「一口も飲まない」という、行動規制が絶対的に必要。
一番ヤバイのは
「知識つけて1週間くらいやめれたし、今日だけちょっと飲んでみよう」
という、たった一回の行動。その一回でまた飲酒生活に逆戻りしかねない。
結論:記憶を無くすほど飲むってのは、かなりヤバい飲み方だと自覚するべき
「麻薬だななんて大げさでしょ」
なんて思うかもしれないけど、そんなことはない。寝てる時以外ずっと酒を飲んでるアル中の人をみたことがあるけど、あれは本当にヤバい。
僕自身、記憶を無くすほど飲んでも大きなトラブルがなかったこともあり、心の何処かで
「まあそんなこともあるさ」
くらいに気を紛らわしてる時期もあった。(20代のときなんて、たくさん飲める自分を誇ってる感すらあってマジで寒すぎる…)
でも酒をやめて2ヶ月以上過ぎ、ふと振り返ったりガリクソンの事件を見、あの飲み方は本当にヤバい飲み方だったと自覚してる。もしこのブログを読んでる人で
「自分もヤバいかも。やめたほうがいいのかな…」
なんていう気持ちになる人はさっさとやめるべき。
そういう弱気な気持ちを抱えつつ、それでもまた飲んでしまってる貴方は、すでに酒に飲まれてるんです。(←以前の僕)