ブログやウェブサイトのアクセスアップ(SEO)に重要な質の高い被リンク。裏を返せば質の低い被リンクが集まってしまうと評価が下がる可能性がある。まさに逆SEO。そこで、変な被リンクがないか調べ、対策する方法をご紹介。
『2月のgoogleアルゴリズム変更でブログアクセス数が減った〜!』
なんて声が多い。僕はブログ開設当初、PV数を公開したりしてアクセスを意識しすぎ、ブログを書くことが楽しく無くなりそうになり、公開をやめた。その後PVが増えたり減ったりしてるけど、マイペースにブログを楽しめてる。
とはいえ、アクセスが増えることは嬉しい。そこで、アクセスアップでお悩みの方に『ここチェックしたほうがいいかもよ!』ってな情報を共有します。
テーマは【逆SEO対策】。
SEOと逆SEOのカンタンな説明
アクセスアップをするにあたり、検索エンジン(主にGoogle)からのアクセスを増やすことを目指すのが検索エンジン最適化、いわゆるSEO。
SEOの手法にはいろいろなものがある。キーワードの出現率とか、どのタグを使うといい、とか。都市伝説みたいなものも多いけど、ひとつ確実と言われているのが被リンク。
被リンクとは、他サイトや他のページからリンクを張ってもらう作業です。
SEO対策は、大きく以下の2つに分けられます。
・内部対策(サイトの内容を検索エンジンにわかりやすく記述する作業)
・被リンク対策(他サイトや他ページから被リンクを設定する作業)
かなりざっくり言うと、
「他のサイトから紹介される(リンクを貼られる)ということは、サイトとして価値があると判断する」
という仕組み。口コミが多いイメージ。
被リンクに関して質よりも数に重きを置かれてた時代があり、カスみたいなペラペラサイトからガンガン自作リンクを貼るだけで上位表示される時代もあった。でも今は数よりも質。だから、ペラペラのカスサイトやコピペサイトなど、低品質なサイトからのリンクが多いと、こちら側の評価が下がる。(現在はサイト単位ではなくページ単位で評価される)
ということは、意図せず質の低いサイトから被リンクが大量にあると、結果的に逆SEOになる可能性が高い。
低品質な被リンクがつく理由
質の悪い被リンクがつく理由はいくつかある。たとえば嫌がらせ。人気ライバルサイトの順位を落とすため、意図的に第三者がクソリンクを大量に送ってくる可能性はある。
『うちは人気サイトってほどでも無いし、大丈夫っしょ』
なんて思うそこのアナタ、いやいやそれが…。
第三者が人間とは限らない。というか、今回自分のブログをみたら食らってた。相手はbot。いわゆる自動収集系のサイトから、このブログに被リンクが結構あったのだ。(詳しくは後ほど)
Googleサーチコンソール(ウェブマスターツール)で質の低い被リンクがないか調べる方法
ここからが本題。まず前提として、Googleサーチコンソール(ウェブマスターツール)にサイトを登録している人しか使えないので、まだの人はまず登録。
(1)自分のサイトへの被リンクを調べる
管理画面から該当サイトをクリックし、サイドバーから [検索トラフィック]、[サイトへのリンク] の順にクリック。
右側に表示されたリストから[リンク数の最も多いリンク元] の [詳細] をクリック。
その先、URLをどんどんクリックしていこう。
どんどん進むと、どのサイトのどのページからリンクが貼られてるかわかる。(画面はのちほど)
(2)不自然なリンクに対し、被リンク削除の要請をする
ペラペラのサイトや質の低いサイトからリンクが有る場合、そのサイトにアクセスし、メールフォームなどから
『おたくのこのページからうちにリンクあるけど、これ消してもらえる?』
という具合に、手動で対応。
バックリンクを否認する – Search Console ヘルプ
(3)連絡の取れないサイトの場合は否認ツールを使ってGoogleに申請
ペラペラのサイトや自動収集サイトってたいていは連絡先がわからないし、連絡したところで無視されるのが関の山。
そんなときの最終手段はGoogleへの否認申請。
まず、否認するリストをtxt形式で作成。こんな具合だ。メモ帳なんかで書けばOK。
# example.com のほとんどのリンクは削除されたが、以下のファイルは削除されなかった
http://spam.example.com/stuff/comments.html
http://spam.example.com/stuff/paid-links.html
# shadyseo.com の所有者に 2012 年 7 月 1 日に連絡し
# リンクの削除を依頼したが回答なし
domain:shadyseo.com
出典:バックリンクを否認する – Search Console ヘルプ
メッセージとしてのテキスト部分は冒頭に#をつける。特定のページの場合はhttp://〜と、URLを1行に1つ。
もしドメイン丸ごと否認したい場合はdomain:shadyseo.comという具合に書く。ファイル名に指定はない(型式は.txt)のでgoogle.txtとかで保存。(詳しいフォーマットは公式を確認してください)
そして否認ツールにアクセス。
▼否認をするドメインを選択
▼注意書きをよく読む。(設定を間違えると問題が発生する可能性あるのでここから先は自己責任で)
▼ここで先程作ったgoogle.txtを選び送信して完了
作業は以上でおわり。処理には数週間かかることもあるってことなので、気長に待ちましょう。
※100%SEOに効果があるってわけでもないし、下手に否認しすぎるとアクセス下がる可能性もあるので、よく確認し自己判断で使って下さい
はなろぐZのバックリンクを調べた結果
さてさて、操作方法は以上。で、このブログはなろぐZはどうだったんだって話なんだけど…
なんだこのドメインは?!!!.sexyって明らかにあかんやん。ブログでたまに下ネタは書くけどさ…。
これは明らかにポルノがグラフィティしてるやん。しかも被リンクの数は360。自動収集だろう。
▼リンクはこんな具合。(ごく一部)
ひぃぃぃぃぃえええぇぇぇい!!!すぅぅぅぅべての.sexyの産みの親ぁぁっぁぁ!!!ワァレこそはぁぁぁっ、はなろぐぅ〜、(ボフッッッ!!!)ゼーット!!!!!ジャースティッッ
…
…
さっそくそのサイトをみてみた。
ダメだ。とても公開できないサイトだった。変なgifがカクカク動きまくってた。あと、
家電会議|急募、新しいモノ好きっていうサイトからも大量の被リンクがあったけど、これは解除すべきか検討中。(はてなが運営してるらしいけど、自ら登録はしてない)
否認は男のマナーです。