すぐ愚痴を言ってしまう、愚痴っぽい自分が嫌だった10代20代。そんな自分をどうにかしたいなぁと思いつつ、試行錯誤の末たどり着いた答えは「愚痴やめれ」だった。そんな当たり前なことを真顔で書いてみた。
「痩せたかったら食うな」に匹敵するほど、
- 当たり前なこと言うな!
- そんなこと出来たら苦労ないわ!
- そんなカンタンちゃうわ!!
って言われそうなことについて、実体験をもとに思考整理として書いてみる。
- 気がつけば文句や愚痴、皮肉ばかり言ってた10代20代
- 社会に出たけどドロップアウト。人や世間のせいにしては文句ばかりの日々。
- 愚痴っぽい自分が嫌になり、どうにかして変えたかった
- 愚痴を言うから愚痴っぽい人間なのか、愚痴っぽい人間だから愚痴を言うのか
- 愚痴を言わないと愚痴っぽい人間になれない
- 愚痴や皮肉をやめてみた結果
- 結論:自分を変えたいなら言動・行動から変えるのが手っ取り早い
気がつけば文句や愚痴、皮肉ばかり言ってた10代20代
僕は1983年生まれ、今年で34歳になる。出身は山口県下関市。
僕と同じ世代の人たちってロストジェネレーションとかバブルを知らない世代って言われるらしい。バブルとゆとりの間って所か。ドラゴンボールでいえばZだし、らんまはすでに1/2(2分の1)になってたし、5/8(8分の5)チップスはいつの間にやら消滅してた。
そんな僕は小学生時代、クラス1番のデブで運動もてんでダメな子だった。唯一得意だったのはファミコン。常にゲームばかりしてた。
▼あの大技林がAmazonで9,000円以上ってスゲェ〜〜〜
中学生になって部活動必須だったこともあり、サッカー部で激ヤセ。でもサッカーは下手だったからベンチ。高校時代(男子校)は帰宅部でダラダラ過ごしてた。周りは恋愛だスケボーだハイスタだと色気づいていたけど、僕は山道と海岸でエロ本を探してた。(僕の地元は山と海に囲まれた漁村だ)
そんな僕は中学生以降、とても愚痴っぽく斜に構えた、いけ好かない人間に成り下がっていた。趣味もファミコンに釣りにインターネット。(1999年当時、ネットやパソコンやってるやつはオタク扱い)
社会に出たけどドロップアウト。人や世間のせいにしては文句ばかりの日々。
高卒で就職した僕は1年で仕事やめた。逃げるようにやめ、さまよっていた。
当時のことをふと思い出すことがあるけど、本当に文句ばかり言ってた。赤面するほど恥ずかしい…。
「もっとこうすればお店は繁盛するのに!」「店長のこういう所、ダメだわ!」
と、同僚と居酒屋に行っては皮肉を言ったり愚痴ってた。そしてもちろん、何か行動を起こすでもなく、ただただ口先だけだった。今の時代ならTwitterだけで偉そうな匿名のネット弁慶みたいなもんだろう。
愚痴っぽい自分が嫌になり、どうにかして変えたかった
20代中頃、なんとかフリーター時代を抜け再就職した。当時は非常に危機感があり、
「このチャンスを活かして自分を変えないと、またフリーターに逆戻りだ…」
と強く思ってた。
そんなことを思うきっかけになったのは、兄貴に勧められたデール・カーネギーという人の本。
▼本の話
愚痴や文句、皮肉ばかりで行動が伴わない自分が嫌になり、どうにかしようともがいてた。
愚痴を言うから愚痴っぽい人間なのか、愚痴っぽい人間だから愚痴を言うのか
もはや禅問答というか、卵と鶏みたいな話だけど…。
【自分は愚痴っぽい人間だ】
という判断は過去〜現在までの言動・行動を元にはじき出された答え。生まれた瞬間から愚痴を言う人はいない。(ていうか喋れない)
つまり、生まれつき愚痴っぽい人なんて存在しない。
愚痴を言わないと愚痴っぽい人間になれない
ということは、やっぱり愚痴をたくさん言うから愚痴っぽい人になるのだろう。つまり、愚痴を言わない人は愚痴っぽい人間になれない。これは大いなる発見だ。
現在〜未来を変えるなら、今後の自分を変えるなら【愚痴や文句を言わない】という方法が手っ取り早い。
過去の【愚痴っぽい自分】はもう置いていくしかない。過去に縛られることほど時間の無駄はない。梅田のSMバーで見た、ロープに縛られてる人たちは苦悶と恍惚の表情だったけど…
愚痴や皮肉をやめてみた結果
20代後半、僕は制作会社でサラリーマンをしてたけど、愚痴や皮肉を出来る限りやめた。やめたって言っても、だいぶ言ってた。ただ、それ以前の自分と比較するとかなり減った。
不平不満をただ撒き散らすんじゃなく、必ず行動を起こすように心がけた。口だけでウダウダ言わず、文句や不満をガソリンに自分を奮い立たせてみた。
その結果、制作部のリーダーになり、その後は制作部門の子会社で代表(雇われ社長)も任されたりした。(でも結局、組織の中で働くのが性格的にきつく独立した)
独立後はいろいろと精神的に疲れ果ててしまったりして荒れて不平不満を溜め込んだ時期があった。笑
けど幸い、ここ最近は再び前向きな気持ちになれてる。(だからこういうブログを書けてる)
▼独立後、狂ったように飲んでた酒。その酒をやめたのは精神面でもかなりデカイ
結論:自分を変えたいなら言動・行動から変えるのが手っ取り早い
自分は愚痴っぽいからつい愚痴を言ってしまう、という思い込みや決めつけって想像以上に力強いと思う。自分で自分を規定してしまうと、そのとおりになる。
「どうせ自分なんて」っていう考えは成長も可能性も止めてしまうと思うんです。
でも、いくら決意を新たにしたり本やセミナーで刺激をもらっても、すぐに熱は冷めるのもすごくよくわかる。(「自分を変える方法」みたいな本をたくさん読んだ時期がある)
だからまずは言動や行動を変えてみるのが手っ取り早い。SNSひとつとっても、毎日ゴシップや悪口ばかり言ったり見聞きしてるとそういう人間になるし。
以上、自分が完全にできてるって意味や説教くさいもんではなく、自分自身の思考整理がてら書いてみました。おしまい。
▼冒頭の画像はこれで作りました!(写真は別サイトのフリー素材)