ウェブサイト制作者として独立して5年が過ぎた。これまで僕はこの本業を伸ばすことを念頭に仕事をしてきた。
しかしここ1年でいろいろと考えに変化が。というのも、趣味で運営してるブログやウェブサイト、ラインスタンプから月間で5万円弱の稼ぎが生まれるようになり、
『もしかして個人事業主(フリーランス)にとって本業とかどうとか考えるのってナンセンスなんですか?』
という疑問がずっと頭から離れない。
そこで、個人事業主(フリーランス)と副業という視点で、現時点の考えをココにまとめてみることにする。
- 趣味サイトやブログ、ラインスタンプから毎月5万円くらい稼ぎが生まれてる
- 本業は労働集約型だから限界がある
- ブログやウェブサイトからの収入はストック型ビジネスに似てる
- 個人事業主(フリーランス)は副業について真剣に考え学ぶべきかもしれない
- 『副業はサラリーマンや主婦のモノ』という固定概念
- 10万円くらいの利益を毎月出してくれる仕事を作れないか?
- フリーランス×副業というライフスタイル
趣味サイトやブログ、ラインスタンプから毎月5万円くらい稼ぎが生まれてる
最初に言っておくと、僕は『ブログで稼げてるぜ!ブロガーだぜ!!』とかいいたい気持ちはまったくない。サラリーマンをしながらも、しっかり戦略を練ってブログで稼いでる人なんてたくさんいるし、サラリーマンをディスって儲けてる人もいる。
でも僕はもっぱら趣味として書いてる。そんな遊びの延長で収益が生まれたものだから、この1年は価値観というか、仕事観・お金観がゆらいだ。
ブログや趣味サイトでどうやって稼ぐのかについてざっくり書くと
・広告収入(Google AdSense)
・アフィリエイト収入(Amazonや楽天※がメイン)
・趣味で作ったTシャツの受注生産・販売(ブログやTwitterから売れてる)
・ラインスタンプの販売(ブログからのリンクで売れてる)
※楽天のアフィリエイトは【もしもアフィリエイト】というサービスに登録すれば楽天ポイントではなく現金で受け取れる。→ここから無料で登録できます
とまあ、よく言う『ネットで稼ぐ!』というやつ。でも僕はアフィリエイトとかをガンガンやるわけでもなく、実際に買ったりしたAmazonや楽天の商品を時々紹介する程度。日記や備忘録の場合はそういう紹介リンクすらなかったりする。ゆる〜く運営してるから、棚からぼたもち状態。
本業は労働集約型だから限界がある
次は本業の話。
僕の仕事はウェブサイトの制作。お店や企業の集客やPRのための小規模〜中規模サイトの制作をしてる。
打ち合わせから提案、そしてデザインと制作(コーディング)、その後のフォローまでを1人でやってる。下請け仕事も当初はしてたけど、ひたすら忙しいだけで儲からないし、何より代理店から命令されるのがとにかく嫌だった。せっかく独立したのに、制作のことを分かってない代理店からとやかく言われ安い仕事してたんじゃ意味がない。
そして3年目に下請けを全部やめ、紹介のみに切り替えた。だから提案〜納品&フォローをすべて自分一人でしてる。案件の件数自体は激減したけど、収益は安定し、しっかりと成果を出せるようになった。
ただし、制作業務は労働集約型。つまり、より収益をあげようと思えば労働時間が長くなるし、作業量も増える。でも人を雇ったりはしたくないから、どうしても限界がある。
銀行から『センスないですわ、1年以内に廃業でしょ』とか言われた…
話がそれるけど…独立当初は仕事がなさ過ぎて死にかけ、銀行に融資(運転資金の借金)の相談に行くと
『(通帳や資料を見て)花屋さんセンスないですわ、1年も持たないと思いますよ』
とか言われた。辛かった〜。雨の中の帰り道、まじで涙が滲んだ。(そのあと心を鬼にして売掛金を回収して急場をしのいだ)
まあそんなやつでも嫁と子供二人をなんとか養いつつフリーランス6年目に突入できてる。本当、仕事くれる方々に感謝しかない。ありがとうございます。
ブログやウェブサイトからの収入はストック型ビジネスに似てる
本業である制作業務は労働量に比例して売上が上がるのに対し、ブログや趣味サイトは放置してても売上があがる。ストック型ビジネスに似てる。書いた記事が検索エンジンやSNSを介してアクセスされ、そこから広告収入なんかが生まれる。
ウェブの仕事をしてるから仕組みはもちろん知ってたけど、まさか自分の趣味ブログなんかで毎月収入が発生するとは思わなかった。
個人事業主(フリーランス)は副業について真剣に考え学ぶべきかもしれない
ブログ収入という、まさにサラリーマンの副業っぽいお金の稼ぎ方を体験し、フリーランスこそ副業を真剣に考えるべきじゃないか?と考えるようになった。
世の中にある副業に関する雑誌や書籍はサラリーマンや主婦向けが多い。
- 作者: ノーマン・浦田
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/12/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
週刊東洋経済 2016年10/29号 [雑誌]( ふたつの仕事でキャリアを磨け 副業のススメ)
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/10/24
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 4tune box
- 出版社/メーカー: standards
- 発売日: 2015/04/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
この手の雑誌はだいぶ読んだ。そして読めば読むほど、
『これ、フリーランスの方が時間に自由ききやすいし、成果だせるんじゃないの?』
ということに行き着いた。
『副業はサラリーマンや主婦のモノ』という固定概念
これまで『副業はサラリーマンや主婦のモノ』という固定概念にとらわれていて、まともに見たことが無かった。でもそんな概念は捨てるべき。
というか、むしろフリーランスはサラリーマンのように安定収入がないぶん、複数の収入源を持つことでリスク分散したほうがいい。まさに複業。
10万円くらいの利益を毎月出してくれる仕事を作れないか?
これまで僕は
『本業の取引先を分散してリスクヘッジしよう!』
とばかり考えてたけど、職業自体を分散したって、フリーランスは誰からも文句を言われない。それだったら本業で毎月50万円稼ぐより、10万円くらいの利益を毎月出してくれる仕事を5本作るほうが、リスク回避になる。
もちろん、言うは易し行うは難しで、月10万円の利益を複数だすことはカンタンではない。でも、やってみないことには絶対出来ない。だから僕は今年、この方面を研究してみるつもり。
フリーランス×副業というライフスタイル
僕みたいに
・人を雇ったり会社として大きくしたい、なんて思わない
・寝る間も惜しんで働くより、ある程度の収入を得ながら自由を楽しみたい
という、社会不適合者自由を愛するものにはフリーランス×副業というライフスタイル(ビジネススタイル)はピッタリだ。笑
そのため
・場所を選ばない副業
・在庫リスクのない副業
・初期投資の少ない副業
・労働集約型すぎない副業
というあたりを条件として、副業について研究&実践をしていくことにする。今後はこのブログ内でその内容も書く予定。
そんな条件で出来る副業なんてあるんですか?株とかしか思いつかないですよ。
株に関しては知識がほとんどないからなぁ。まあでも、偏見を持たずに調べていこうと思う。本業とか副業とかそういう考え方自体をまず捨てることにする。