ちょっと古い記事だけど、こんなのがシェアされてた。
フリーランスの方のための無償(またはあり得ない低額)で仕事を依頼された時のお断りセリフ集|知ってほしい!アンバサダー 大森渚の日記
フリーランス・個人事業主をしてるとタダ働きや超安く仕事頼まれる、というフリーランスあるあるに対する対処法の記事。
これを読んで、僕なりの値切られ話や対処法を書いてみる。
- フリーランスはどうしても足元を見られたり、安く見積もられる
- 大阪は特に安く見られるらしい
- 独立当初は値切り負けしてツライ経験もした
- 無料または安く仕事の依頼をされた時の、僕なりの断り方
- フリーランスはお客さんの質を見極める能力が凄く重要
フリーランスはどうしても足元を見られたり、安く見積もられる
まず、僕は5年前にウェブ制作のフリーランスとして独立した。ディレクションから制作まで、一通り自分で受注から納品、その後のサポートなどをおこなってる。(たまに外注もする)
特に独立から2年くらいは自社サイト集客も気合を入れてやってて、上位表示もされてたし問い合わせもあった。
そこで直接的あるいは間接的に
『フリーランスだし、安いよね?』
とたいがい言われる。
大阪は特に安く見られるらしい
東京の知人に聞いたけど、関東に比べ大阪(関西)はフリーランスに対して『安さ重視』が顕著だそうだ。
東京でちゃんと実績もあり稼いでるウェブデザイナーの人が、知人の紹介で大阪の会社から相談を受けた時、東京の相場の半分くらいで相談された挙句、
『見積書ありがとう。予算内なんだけど、もうちょい安してね』
とか言われてショックを受けて、仕事を事態してた。(←超正しい判断!)
『安くしてね』なんて、大阪でフリーランスしてる身としてはもはや常套句過ぎてショックなんて受けないけど。笑
独立当初は値切り負けしてツライ経験もした
独立して最初の2年、自社サイトから集客してる時は値切り負けすることが多かった。やはり仕事がないと不安だし、せっかくの問い合わせ、1つでもお金にしたい気持ちが強かった。でもそうやって安請け合いした結果、あまりにツライ経験が重なり、3年目に入り自社サイトを閉鎖した。
知人からの紹介などを中心に仕事をするようになり、むちゃくちゃな値引きを迫られることは減った。とはいえ中には『マジで言うてんの自分?!』って突っ込みたくなるような人が現れる。(たいがい共通の知人も一回名刺交換した程度の、つながりの薄い人に多い)
無料または安く仕事の依頼をされた時の、僕なりの断り方
フリーランスなので収入に波があり、不安にかられることも多いけど、それでも今は
『安請け合いは絶対しない!!』
と心に誓ってる。そんな僕が過剰な値切りや無料仕事を相談された時の断り方を紹介する。(サイト制作の相談の場合)
サイト制作が始めてで相場観がわからず相談された場合
サイト制作・ホームページ作成の予算感なんて世の中の人のほとんどは知らないと思う。だから、
『始めてでよくわかないけど、5万円くらいで作って欲しい』
とか言われても全くムカつかない。そんなことでムカついたらやってられない。
なので、そう言われたら素直にうちの金額帯を伝える。
『5万円ですか。キツイですねぇ。ちなみにどんなの作りたいんですか?…なるほど、それなら30万円くらいは見てもらわないとうちでは難しいです』
という感じ。だいたいこれでさぁ〜っと離れていく。
ただただ値切りたい人からの相談の場合
うちの金額帯を伝えてもしつこく値切ってくる人がいる。
『は、めっちゃ高いやん。もっと安くしてや。今後も長い付き合いで仕事ふるし。やから安くしてや』
って言う人はだいたい継続的な仕事はくれない。何人もそういう人を見てきた。
そこで僕は
『安い方がいいんですね。じゃあGoogleで【大阪 ホームページ制作 格安】って検索して出てきたとこに問い合わせたらどうですかね?そのほうが意向にマッチすると思いますよ♪』
という。打ち合わせの現場でしつこく言われたらその場で検索して
『ほら、たくさん格安業者が出てきますよ♪』
とかいうこともある。笑
するとだいたい
『なんなんそれ、せっかく相談してやってんのにふざけてんの?』
と言われたり、そういう空気を醸しだされる。こっちは大真面目に言ってるのになぁ。
フリーランスはお客さんの質を見極める能力が凄く重要
フリーランスは不安定なので、仕事が多いことはうれしいことではある。数をこなすことでレベルが上がったり、評判を広めることにも繋がる。
ただ、やはり客質を選ぶ権利はある。というか、むしろフリーランスにとって凄く重要なのは【お客さんの質を見極める能力】だと経験上感じてる。
ひたすら値切ってくるお客さんに限ってどんどん予定外の注文が増えたりする。でも最初の段階で値切り負けしてると追加料金をもらえないことは多いし、そもそも
『これはサービスでよろしくね!今度大きな案件紹介するし!』
とか、なんの根拠もない餌をチラつかせられこちらも
『ん〜…しかたない、今回だけは無償で対応するか』
と、弱腰になる。
でもこれはお客さんが一方的に悪いわけじゃなく、自分がそんな仕事の受け方をしたこと、お客さんの質を見極められなかったことが原因だと思う。フリーランスなんて完全に自己責任だから、ヒドイ客に当たったら原因をしっかり考え、同じミスをしないようにするしかない。
最後ちょっと話がそれたけど、とにかく安くで仕事を頼むことに精一杯になってる人とは仕事しないに限る。以上。