auのiPhone6(64GB)を使ってます。毎月およそ10,500円。
パケットは7GBめいっぱい使うこともありますが、音声通話はほぼ無し。simロック解除したいくらいなんですが、auではiPhone6はSIMロック解除対応外…。
そんな僕が、格安SIM(MVNO事業者 DMMmobileで試算)を運用する方法を考えてみました。(今回の記事は検証記事ではなく、その前の妄想・可能性の話です。ノウハウや動作を保証する内容ではないのでご注意ください。)
ーー追記ーー
▼こっちの方がスマートかなってアイデア書きました(実行はまだ)
▼今回の妄想を図にするとこんな感じ
auのiPhone6はSIMロック解除に未対応
先日より各キャリアでiPhoneのSIMロック解除対応が始まりました。
でもこれ、au版iPhone6は対応してないんですよ。ちくしょー!!!あと5ヶ月で更新2年になるのに、格安SIMを使えない…。
格安SIMってなんだよ?って方はこちらをどうぞ
価格.com – 格安SIMとは?初心者向け選び方ガイド・Q&A
かなりザックリ言えば、docomo・SoftBank・au以外の会社と契約して携帯電話が持てる、ということ。しかも超安い。
で、SIMロックというのは、こういう他の会社のSIMを使えないようにロックかけてる状態。これが解除できればiPhoneの月々の利用料をかなり落とせるのに…。(非公式な方法でロック解除できますが、アップデートできなくなったり端末トラブルも発生するらしい)
格安SIM+格安スマホ端末+解約済みiPhone6という組み合わせはどうなんだろ?!
ここからは僕のたんなる妄想なので、実現性は不明です。ただ、近々これを自分で試そうと思ってるので、試してみていい感じだったらノウハウとして書きます。
まず、前提として僕はiPhoneが好きです。アプリや機能面など、iPhoneを辞めてAndroidやwinに乗り換えってのは考えてません。
それと、音声通話はほぼしません(使ってもLINE電話)。でも、各種認証や、色々な登録に番号は使っているため電話番号の廃止はNG。
この2点を考慮にいれ、SIMロック解除なしで電話番号も生きたまま、格安SIMでiPhone6を利用する方法を考えてみました。
格安SIM対応の格安スマホ(テザリング&LTE対応端末)をAmazonで買う
Amazonを見ると、テザリングが出来てLTE対応の機種が10,000円くらいで売ってます。
こういう格安スマホにDMM mobileの格安SIMをぶち込むわけです。(基本的に通話しかしない端末になるので機能性はかなり無視)
※SIMの対応は要確認
auを解約し、DMMmobileに電話番号を移す(MNP)
DMM mobileはマイナンバーポータビリティ(MNP)に対応してます。なので、auを解約して電話番号を移せます。僕は現状、月間7GB近くを消費してますので、DMM mobile 通話SIMプラン 7GBを選択。(音声通話付き)
僕の場合、月々2560円。注意点としては、音声機能のないデータSIMはいつでも解約出来ますが(解約手数料なし)、音声通話付きは最低1年の縛りがあります。(2年目からは解約料不要なのでいつでも解約可能)
解約済みiPhone6とAmazonで買った格安スマホ端末を2台持ちし、テザリングして使う
ここまでの段階で手元には
- MNPした、これまでの電話番号が使える格安端末+格安SIM
- auを解約した、Wi-Fi接続しか出来ないiPhone6
という、2台のスマホがあります。
ここで格安端末には2つの機能を担ってもらうことになります。
- これまでの電話番号(SMS含む)を受け付けるための電話としての機能
- 解約済みiPhoneを動かすためのモバイルルーター的機能
これで理屈の上では、SIMロック解除無しにiPhone6をこれまで通り動かしつつ、電話番号やSMSを正常に使うことが出来る状態になるんじゃないか、という話です。
このあたり、DMM mobileのチャット機能を使って軽く質問しました。残念ながら『高い可能性でiPhoneが動くとは思いますが、未検証ですので動作保証は出来ません』とのこと。まあそりゃそうですよね。
料金シュミレーション
さてさて、そんなわけでこの作戦に切替た場合の費用をシュミレーションしてみます。
au版iPhoneはあと5ヶ月で更新月になります。
5月後には端末代の支払いが終わるんですが、同時に割引も終わるため、ざっくり月額9,400円になる予定。
DMM mobileの音声simは最低12ヶ月契約なので、新たに購入する格安端末は12ヶ月で割ります。
まずはDMM単体の費用は
こうなりました。
さらにここにAmazonで購入した場合の端末代。
これは10,980円なので、12ヶ月で割ると1ヶ月915円。ということは最初の一年は月額3,475円(2,560+915)になります。2年目から2,560円。
格安スマホ+DMMsimの最初の12ヶ月トータル費用
3,475×12+auのMNP費用3,000+DMM契約事務手数料3,000=47,700円
※auのMNP費用は5/17に3,000円に値上げされるそうです
2年目以降は格安スマホの端末代を払い終わったと仮定するので
2,560×12=30,720円
となります。
端末代を払い終わったあとも解約せずauを続けた場合
auの場合、5ヶ月後には端末代払い終わり+割引終了につき月額およそ9,400円。
9,400×12=112,800円
となります。
おおまかな差額
1年目は年間65,100円安くなり、2年目以降は82,080円も安くなる試算。auをそのままさらに2年継続した場合と比べ、2年で合計147,180円も安くなる!
デメリットやリスク
金額だけ見ると確かに魅力的。でももちろんデメリットやリスクがあります。
1.スマホを2台持ちしないといけない
これは結構面倒ですよね。持ち物が増えるということは紛失や故障のリスクも倍になりますし。そしてかさばる。
2.au関連機能が使えなくなる
解約するのでキャリア依存のサービスは軒並み停止します。auスマートパスなどの機能は使えなくなります。これはどの程度依存してるかにもよりますが、僕はそれほど問題ありません。
なお、App Storeでのアプリダウンロード・購入はキャリア解約後でも可能。
3.メールアドレスも使えなくなく(@ezweb)
もはや滅多に使うことのないキャリアドメインのメールアドレス。gmailはもちろん、LINEやらfacebookMessengerやらで十分です。しかし、何かしらの登録に使ってる可能性もあるので、解約前に確認しないと取り返しがつかなくなる可能性あり。(アドレス変更の認証などに使うため)
4.格安端末でのテザリング接続の保証がない
ここはネックですね。実験しようにも、端末を買うしかありません。今回利用を想定しているのは格安端末なので、GALAXYなどで出来ても格安端末ではできない…なんて可能性もあります。
5.電波がしょぼくなる可能性がある
格安SIMを使ったことがないため、なんともわかりません。DMMはdocomoの回線を使うんですが、docomoと全く同じではなく、限られた帯域を分けてもらってるはずなので、どの程度しょぼくなるかわかりません。
6.通信速度の低下が予想される
これも想像にはなってしまいますが、電波がしょぼくなる分、通信速度が遅くなるはずです。また、時間帯によって混み合ったりするような現象もあるようです。このあたりはトレードオフとして割り切るしか無いですね。
7.通話品質が低下する可能性がある
電話としての機能はiPhoneから格安アンドロイド端末に移行しますので、電波品質に加え端末側の通話機能がしょぼくなる可能性もあります。(僕はほぼ電話を使わないので気にしてない)
まとめ
こんなに長々書いたくせにほとんどが妄想というか、可能性の話ってのもアレでね、なんかごめんなさい。笑(むしろおかしい点などあればぜひご指摘頂きたい。)
ググったんですが、なかなか今回書いたような環境で運用している方がいなかったため、想像を含め書きました。実際にこんな感じで運用している人いたらぜひお声掛け頂きたい。
僕は電話番号を捨てられない&iPhone使いたいため、こんな回りくどいやり方になるんですが、データ通信しかいらないって人はモバイルルーター+格安SIM+未契約のiPhoneがあれば動くと思います。そうするとかなり安く運用できますね。(今ならSIMフリーのiPhoneもあります)
値段が安くなる分、通信・通話の品質など色々とトレードオフ(安い代わりに諦める部分)も出てきますが、僕的にはありかな〜なんて考えてます。
※auでもプランを見なおしたりすれば安く出来ますが、やはり格安SIMとは月々数千円違います
ウェブの仕事してるので、Android端末を検証用に使ったり、Androidアプリを試せるのは悪くないかも。
秋ごろのau契約更新月にやってみようかな。(その直後にiPhone6もsimロック解除に対応とかしたら泣けますね…w)
DMM mobileは『他社が安くしたらさらに安くする!』と意気込んでますし、もうちょっと深く調べてみようと思ってます。(DMM亀山会長がいぜん『うちは他に稼ぎあるから通信で稼ぐ気はない!徹底対抗する!』みたいなこと言ってた気がします。)