先日、4歳の長男がしょっちゅう耳をいじるので、気になり耳鼻科に行きました。よく行ってる古い感じの病院。
- 週2回、数年は通いながらの治療が必要と診断された
- 『今まで気が付かなかった。息子さん、数ヶ月はほとんど声聞こえてませんよ。』
- でもどうしても腑に落ちない。
- 最新設備の耳鼻科。マイクロスコープ的なモノでしっかり診察してくれた。
- そして、診断の結果…
- マジで『勘に頼る診療・診断』は辞めて欲しい
- やぶ医者だとは思わないけども…。セカンドオピニオンは大切ですね。
週2回、数年は通いながらの治療が必要と診断された
するとそこで『これは、数年は通院しながら治療しないと治らない病気ですね』
と言われたんですよ。
詳細な病名を出すのはちょっと憚られるのでぼかしますが、カンタンに言うと『うまく治療しないと耳が聴こえなくなる病気』と診断・説明されました。(中耳炎のヒドイやつ)
もうこれは本当にショックでショックで。嫁は泣いてました。
というのも、それまでそこに月に2回以上は通ってたんです。息子は鼻炎持ちだったので鼻を吸引してもらい、耳ももちろん毎回診てました。鼻の薬も毎回、弱めのを処方されてます。
それなのにいきなり『耳が聴こえなくなるかも』なんて言われたんです。
『今まで気が付かなかった。息子さん、数ヶ月はほとんど声聞こえてませんよ。』
そう言われました。
愕然としますよね。いつも普通に会話してたのに。まともに会話できてなかったのか…。(確かに、若干聞き取りにくそうなときはあるけど、普通に会話できてる)
聴力検査をしたけど、ほぼ無反応。本当に聞こえてないのかもしれないという結果でした。
その病院は設備は古く、診察時にPCなどは使ってません。いつも目視だけだったんですよね。頭に付けたライトで耳の穴を照らす感じ。
それで今回、いつもより詳しく覗きこんだら腫れてたっていう。マジで『なんやねんオイ!前からもっとちゃんと診とけよ!』って思いましたよ、マジで。
普通の中耳炎を飛び越して、いきなりヒドイ状態になるのはレアケースらしく、気が付かなかったとのこと。
ちなみに、鼻づまりが続きすぎたことで膿がたまり、悪化したとのこと。
でもどうしても腑に落ちない。
どうしても腑に落ちなかったんですよね。本当に耳が聞こえなかったら会話ができないし、テレビの音量や声が大きくなると思うんですよ。老人のイメージ。
さらに、育ち盛りの子供が数ヶ月もほぼ聞こえない状態だったら、言葉の発達が遅れるはず。でもこないだの発表会でもしっかり喋ってたし、滑舌だって普通。
ん〜。なんかおかしい。
ということで、ちょっと家から遠い、比較的新しい耳鼻科に行ってみました。休みを挟んだため、2日後に。
そして症状を説明し、診断してもらうことに…。(いわゆるセカンドオピニオン)
最新設備の耳鼻科。マイクロスコープ的なモノでしっかり診察してくれた。
設備もしっかりしており、PCもバリバリ使ってるところ。
古い医院での診断結果を伝えても
『ん〜。そんな感じはしないけどねぇ。ちょっと見てみますね。』
といい、マイクロスコープみたいな道具を取り出しました。
▲こういうの
これで耳の中をちゃんとみてくれました。正常な耳の写真と比較して見せてくれたんですが、確かに腫れてました…。
そして、診断の結果…
『今出されてる鼻の薬、弱くてほとんど効いてないみたいですね。それが原因だと思いますよ。まあでも、それほど心配する腫れ方じゃないです。抗生物質と少し効き目の強い薬だすので、飲んでたら治ると思いますよ。
難聴とかそういう重い話じゃないですよ。このくらいなら。聴力検査は幼児だとなかなか正確な数値でないんで、気にしなくていいですよ。だって僕の声にちゃんと反応してますし、普通に聞こえてるはずです。
通院して治療?いや、鼻を治すだけでいいのでそんな必要ないです。また一週間後に来てください。』
良かった…。安堵の気持ちの直後、
ウオヲヲヲオッヲオヲヲヲイイイイイイ!ってことはつまり、あの古い耳鼻科の判断がずっとゆるゆるで、薬がまともに効かないまま何ヶ月もダラダラ鼻炎が続き、耳の中に膿たまったんかいや!!!さらにはやたら大げさに診断してワシらのココロをグラグラに揺さぶってくれたってことかいや!!!!!
という、どうしようもなく腹立たしい気持ちになりました。古い医院の先生は物腰やわらかく優しい先生です。でも、それとこれとは全然関係ない。
マジで『勘に頼る診療・診断』は辞めて欲しい
新しくもらった薬を飲み始めて、早々に鼻水は止まりました。オォジーザス、サンクス、サークルK。
※ちなみに、それまでの薬は『飲むと少しマシになる』程度。(強めの出してくれと言っても「いや、今ので十分ですよ」と言われてた)
今回、新しい耳鼻科で診てもらうまでの2日間、夫婦ともども本当に落ち込んでたし、でも落ち込んでも仕方ないからと色々話し合いました。
お互い動揺してる部分もあり、空気が悪くなるようなときもありました。崩れかけのジェンガぐらいグラグラな精神状態だったんですよね。だって、うまく治療できなかったら子供の耳が聞こえなくなるって言われてので。
それが結局現在は順調に回復してきてます。
結果オーライですが、マジで勘だのみな治療・診断は辞めてほしいわ。今回も、早い段階でしっかり見てくれてたら、もっと早く手を打てただろうし。
やぶ医者だとは思わないけども…。セカンドオピニオンは大切ですね。
古い方のクリニックがやぶ医者だとは思いませんし、データが100%正しいとも限りません。プロの勘は必要です。今回も誤診ではなかったんです。ただ、異常に重病と判断された。
でもとにかく我が家の考え方とは合わないと確信したので、今後は新しい方に通います。子を持つ親の方は色々と心配になること多いと思いますが、病気と診断された時は他の病院にも診てもらうことをオススメします。(変なバイアスをかけないため、最初の医院名は伏せた状態で診てもらいました)
せんせい、誤診です! ~ホラー漫画家の本当にあった怖い闘病~