『なるほど、これもアリだなぁ。ん〜、いいぞいいぞぉ』
読み進めるごとにそう感じる、とてもおもしろいビジネス本に出会いました。
一回のブックレビューで終わらせるのはもったいないくらい多様性に富んだ内容だったので、何回かに分けて書いてみます。
(今回は雑感なので詳細は次回以降書いていきます)
会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術
そうそうたるメンツ。1人の人が書くとどうしても【ある程度決まった方向】に話が進んでいきますよね。ゴールが決まってるから当然だし、それでいいんですけどね。
でもこの本が面白いのはそれぞれのプロフェッショナルが自分の言葉で語ってるから、矛盾というか反対向きの考え方も出てくるんです。
一つのことをとことん追求しよう
しっかりマネープランを立てて生きよう
という考えや
ミーハー精神全開でいろいろなことにチャレンジしよう!
将来はどうなるかわからないから、まずは一歩を踏み出そう!
という具合。
世の中はグラデーションで出来ている
一見相反する感じもありますが、世の中って白か黒の2択じゃなくて、白と黒の間のグラデーション。そして立体的。どちらの意見も正しいし人それぞれ。どれを選ぶかは自分次第。
この本はまさにそういう考え方や生き方のグラデーションがばっちり決まってる感じ。
『うんうん、この考え方わかる。お、こっちの考え方も面白いな。ほう、そう来たか。ん〜なるほど、これもありだなぁ〜。いいぞいいぞぉ。』
と、松重豊さん演じる井之頭五郎(孤独のグルメ)が定食屋であれこれ注文し、1人飯を楽しんでるときのようにニヤニヤしながら味わい深く読みました。笑
安藤美冬さんをトップに据えた編集さん、いい仕事してますねぇ
特に共感を覚えたのは安藤美冬さんと楠本修二郎さん。(もちろん他の方も1人残らず勉強になりました!)
楠本さんのポートランドにまつわる話はとても興味深く勉強になりました。ポートランドは国も国民も小商い、スモールビジネスを全面的にバックアップしてるんですってよ奥さん。
安藤美冬さんは情熱大陸で知って、同世代で同じくフリーランスってこともありウェブ上では拝見してたんですが、本を読むのは始めてでした。とても素敵な考え方だな〜と。
安藤美冬さんをど頭に持ってきた編集さん、どストライクっすw
まるでプロ論を読んだ時のようなストライクっぷり。(この本も超オススメ)
ちなみに一番もってかれたのはココ
“私はいま 「キャリア ・アップ 」という概念にも疑問を感じています 。もちろん 、より高い成果を残したり 、社会や周囲の人たちに貢献するためにも 、スキルを磨き続ける努力は大事です 。
でも一方で 、 「キャリア ・アップ 」という言葉から連想されるような 、 「より高いポジション 」 「より高い報酬 」 「より高い専門性 」という 「右肩上がりの成長 」を目指すキャリアスタイルに私は違和感を抱いてしまいます 。
むしろこれからの時代は 、 「一生モノのキャリアを目指さない 」という新しい発想からキャリアを考えていくことも必要だと思うのです 。
これをあえて言葉にするなら 、 「キャリア ・スライディング 」です 。”
これ、まさに僕がここ数年感じてて半年くらい前から具体的な行動を起こし目指してる姿。キャリア・スライディングっていう言葉と概念を知れたことが一番の収穫かもしれない、ありがとうございます。
以上、まずは雑感程度ですが、本当にオススメ本。
いい本に出会ってテンション高いんで妙な文章になってしまいましたが、次は各人物の内容ごとにレビュー書こうかなと計画中。
▼僕はKindle版で読みました〜
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