【今だから話せる失敗談】個人事業主として人を雇った時のこと

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『人生に失敗なんてない。成功するまで続ければいい』

みたいな話はよく聞くし、モチベーションとしてはとてもいいことだと思う。ただ、失敗した直後はやっぱりキツイ。

僕的に悔いの残ること、それはアルバイトを雇用したことだ。独立してもうすぐ5年だけど、1番大きな決断であり、失敗だったと思う。今回はその失敗と、そこから得た教訓をつらつらと。

 

 

仕事も少し忙しいし、新規事業を立ち上げたくてアルバイトを雇用

まず先に断っておくと、失敗と言っても働いてくれた人がダメだったということではない。僕自身の人選や育てる能力や仕事の割り振りがダメで【雇用をしたこと】が失敗に終わったって話。つまり原因は僕。

 

今から2年ほど前、僕は少し仕事が忙しかった。とは言っても正社員を雇うほどでも無かったし、基本的には1人で回せてた。でも、ウェブ制作業とは別に、ファッション関連サイトの新規事業を立ち上げたいと思っていて、週2日くらいのアシスタント的な人を探してた。

 

そんなとき、ひょんな縁から

『ウェブ業界は未経験なんですが、チャレンジしたいんです!週1でもいいです!』

という、ウェブデザインを勉強中って人と出会った。歳は僕のひとつ下。正直、大学出たての若者とかではなかったけど、条件的にマッチしたし試しに週3日ほど来てもらうことにした。

 

今思えば、事業主として人を雇うということへの優越感もどこか持っていたと思う。

 

 

どんどんお金がなくなり、資金が減り続ける日々

新規事業立ち上げのため、一部を外注したり、県外へ取材に行ったりした。アシスタントも同行したりして、どんどんお金が減っていく日々。

 

しかも、ウェブ制作の請負は波があるから売上が少ない月は資金が無くなるんじゃないかとヒヤヒヤ。アシスタントは週3日とはいえ、毎月それなりの支払いがある。

 

事業をしている人ならわかると思うけど、お金が減っていくと本当に気が滅入るし、心が荒れる。このころは酒の量もだいぶ多かった。

 正直に白状すると、どうしても資金がショートしそうになり、クレジットカードのキャッシングでしのいだ。(今も返済中だぜ……)
独立したい人はサラリーマンのうちにクレカを作れるだけ作るべし!!楽天カードとか。

 

 

アシスタントのスキルが上がらない

新規事業の立ち上げを手伝ってもらったり、カンタンなサイト修正などを任せていたんだけど、いざデザインとなるとなかなか難しい。

僕もデザイナーの端くれだから、カンタンだとは思ってないけど、なかなかアシスタントのスキルが上がらなかった。僕自身の教え方が悪かった点もあったと反省してる。

 

僕自身が独学でやってきたたちなので基本的に

『勉強は自らするもの』

というスタンスだったけど、アシスタント本人は

『わからないから教えてほしい』

というスタンスだった。これも噛み合わなかった点のひとつ。

 

 

一年弱で『辞めたい』と言われ、辞めてもらった

辞めたいと言われた時の理由のひとつに

『デザインのことなどを教えてほしいけど、教えてもらえないからどうしていいかわからない』

というものがあった。

 

これについては僕なりに『自分で学ぶものでしょ?』って意見もあり、どうする事もできず辞めてもらった。

 

これをきっかけに、雇用して教え育てるということに対する、自分の能力の無さを実感した。周りに話すと

『それは相性が悪かっただけやし、また雇えばいいやん』

と言われるけど、やはり雇用して育てることに関しては自信を失った。

 

 

失ったモノと得たモノ

雇用してスタッフを育てるということに対して絶望的に自信を失ったのは大きかった。自分なりに1年間、大切なことを伝えてきたつもりでいたから余計に。

あとはお金も失った。それほど大きな額ではないけど、僕みたいなフリーランスからするとやっぱりキツイ。

 

でも、学ぶべき点も多かった。まずは、

『オレは1人で自由気ままに働くスタイルが性格的にあっている』

ということ。

 

時間や場所に囚われずに働こうと決意

辞めてもらう前は、毎日決まった時間に事務所にきて仕事をしてたけど、辞めてもらった直後はやる気がなくなり、昼間っから仕事もせずに徘徊してた時もあった。スーパー銭湯にいったりもしてた。でも仕事は回してたし、収入もキープ。

おかげで

『そうか、オレの仕事は時間や場所にそれほど制約はないんだった。ネットとPCがあればなんとかなるし、【成果物】さえちゃんと納品できてたら時間はオレ次第だ。』

と再確認。

そんな時に出会ったこの本は最高にナイスな1冊で、完全に『人は雇わない!1人でやろう!』と決定づけてくれた。

ひとりビジネスの教科書: 自宅起業のススメ

ひとりビジネスの教科書: 自宅起業のススメ

 

 

雇用して育てるのは向いてないけど、人に教えるのは得意

そしてもう一つ。スタッフに対して教えることは下手だと思って落ち込んだけど、先生という立場で人に教えることは得意ということ。

 

アシスタントが辞めた後、しばらくやる気が無かった時期にこのブログを始めた。リハビリ感覚で。で、このブログが身近な人達の間でなぜかウケてた。これはあくまで個人的な雑記だけど、文章を書くことの楽しさを思い出せたこともあり、ビジネスブログでの集客を手伝うことになったり、ブログ勉強会を開催した。(なかなか好評だった)

hny.blkt.net

hny.blkt.net

 

 

最後に:個人事業主としての大きな分岐点になった

お金も含め、失ったものはあるけど、まさに勉強代だなと思えてる自分がいる。

 

雇用→退職という経験がなければ、今みたいにブログを書き始めてないし、ひとりビジネスでいこう!という強い意思決定は出来なかった。

 

僕はどこかで

【人を雇ってる方がエライ、かっこいい】

【法人化したほうがエライ、かっこいい】

と思ってたんだな〜とすごく実感した。世の中のモノサシで判断しようとしてたし、どこか焦っていた。

 

でも、僕は今回の経験を通して

【1人で稼いでたっていいじゃん!】

【フリーランスのもつ自由さはハンパなくしょうに合う!】

という自分なりのモノサシができた。このモノサシを持ち始めて以来、とにかく気持ちが軽い。

不思議なもんで、収入面では焦ってたころより少しずつ増えてるのに、自由な時間は明らかに増えた。今まで接することの無かったような友達も徐々に出来てきてるし。

 

誰にでもオススメってわけではないけど、フリーランスとして自分の時間軸で自由に生きることは本当に楽しい。

 

ただし、何事においても自己責任という気持ちだけは絶対必要。誰かのせいにしても何も解決しない。失敗を誰かのせいにしても何にもならない。

 

失敗を糧にして前進することができれば、それは失敗じゃない。と僕は実体験から思う。